エンジンカバーはGPZ900R用をというご指示なので、
下ろしたエンジンからカバーを外していきます。
載せたZRX1200エンジンのカバーは、
載せる前に一旦外してクランクケース側のガスケットは剥がしておきました。
スプロケのナットがどうしても緩まなかったので、止むなく切断しました。
ナットが取れたら、残りのカバーを外します。
クラッチカバーにはセカンダリーチェーンとスターターシャフトに給油するためのオイルパイプが付いています。
アイボルト付近には、針の穴位のオイルジェットがあります。
異物で詰まらないように分解して清掃しておきます。
移殖するカバー3点です。これとスプロケカバーもニンジャ用を使用します。
ZRX系とはオイルフィラーの位置が左右逆です。
スプロケカバーのオイルシールは新品にしました。
プラグキャップも長さが違うので、
ニンジャのコイルとコードにZRX1200のプラグキャップを差し替えます。
右の短いのがニンジャ用です。
ニンジャのサーモスタットはZRX1200エンジン側に移殖します。
コードの長さも問題なし。
腰下はニンジャ、腰上はZRX1200の外観です。
ZRX系はオイルプレッシャースイッチが前側にあるのでそこまでニンジャの配線が届きません。
ストックしてあったZRX系のオイルパンを見ると、後ろの1/8PTブラインドプラグのところからでも油圧がとれることが解ります。
オイルプレッシャースイッチを後ろ側に移設してやれば、配線は届きます。
当初、ニンジャのピックアップコイルが使えると目論んでいたのですが、
前側ピックアップコイルを止めるボスがクランクケース側にありません。
ZZR1100やZRX1100はピックアップコイルが1個のシステムですが、
クランクケースにはボスがニンジャと同じように4個あるので、
2個あるニンジャのピックアップコイルのシステムが付けられます。
1200になってから前側のボスが廃止されたようです。
暫定で、ZZR1100Cのイグナイターを配線加工して繋いで、
始動確認だけしておきました。
上の画像で手にしているのはZZR1100のタイミングローターです。
イグナイターとセットで使用すればエンジン始動できます。
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