当時物のダイマグをレストアして使用していますが、
スプロケットキャリアは強度不足で傷んでくるものが多いです。
こちらのダイマグもスプロケボルトのトルクが掛からなくなり緩みがちでした。
ジュラルミン削り出しで製作した強化キャリアに交換します。
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円形の形状はコストを抑えるための設計です。
ネジ部はダイマグ純正同様、ヘリサートを挿入します。先ずはネジ切り。
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ヘリサートを入れるとこんな感じ。
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トルクチェックしてみます。6kg・mでも大丈夫です。
これで緩みにくくなるでしょう。
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スプロケキャリアを交換するのでリヤホイールを外します。
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現状はダイマグ純正品です。ベアリングサイズもアップしました。
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ホイールからキャリアを外します。ダンパーが傷んでいるようです。
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交換用のダンパーはゲイルスピード純正品を使います。
比較的安価で、内径側に金属カラーがあるので耐久性に優れます。
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ダイマグ純正の赤いダンパーを外します。
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ハブの締め付けボルトは、機会があるたびにトルクチェックしておきます。
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少し緩んでいたので増し締めし、新たにマークしておきます。
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ダンパーを取り付ける前に、
キャリアを当てがってカラーの高さを測り、厚みを調整します。
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ゲイルスピードのダンパーを取り付けるとこんな感じです。
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スプロケットを移植して新しいキャリアを取り付けます。
表側のカラーも幅を厚く調整した新規製作品です。
角鉄スイングアーム用に、外径も最大限大きくしました。
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車体に取り付けるとこんな感じ。
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キャリアの厚みも増して、いちだんと強度アップしました。