今回は、始動性の悪いスターターの点検と、
サイドスタンドの傾き修正のご依頼です。
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以前の低い車高の時に合わせて加工されたと思われる、
現状のサイドスタンドです。
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前回のモーリスホイール装着に合わせて車両姿勢を少し高く見直したので、
サイドスタンドでの傾きが大きくなり、改善が懸案でした。
今回、その修正です。
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目標の角度になるよう車体を支えると、
現状のサイドスタンドは開き過ぎていることがわかります。
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跳ね上げ時は奥に入っているので問題ありません。
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エンジン始動のチェックもしておくと、先ずはバッテリー電圧の低下を発見。
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バッテリーを外して充電しておきます。
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引き続きサイドスタンドの加工です。
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既存のスタンドは、どうやら曲がりと長さを変更してあるようです。
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3分割して、直線的に並べて仮付けします。
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既存のスタンドの加工では、長さがかなり足りないことが判明。
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そこでストックのノーマルサイドスタンドに素材を変更することに。
下がノーマルです。
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直線的に並び替えて仮付けし、車体にあてがってみます。
これで長さはちょうどいいようです。
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接続強度を稼ぐため、V字開削したところを溶接で埋めていきます。
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少し盛り気味に仕上げます。
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仕上げに研磨して完成です。タップも立てておきます。
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車体に仮付けして、傾きと剛性感をチェックします。
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傾きはこんな感じ。
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跨った状態でサイドスタンドを出しやすいよう、
かかとで操作できる突起を取り付けます。
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車体に取り付けるとこんな感じです。
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バンク角も問題無し。
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塗装したら完成です。