これから徐々にAMAのワークスレーサー風に仕上げていく予定というお客様。
先日、この状態のバイクを入手し、納車されたばかりだそうです。
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先ず、テールカウルの跳ねあがりを最初に直したいとのことです。
合わせてタイヤ交換とチェーン&スプロケの530化です。
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新しいタイヤはDLのα13 リヤは150/70-18です。
ホイールはハイポイントモーリスの4.5インチなので、
チェーンラインを確認します。
ノーマル比オフセット8ミリでした。
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フロントは、初期のオフセット4.6ミリ+8ミリで、13ミリ狙いにします。
10ミリオフセットスプロケと3ミリスペーサーで構成することに。
スペーサーはミッション内部の純正部品流用で、
平面度、剛性ともに適しています。
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ロックワッシャを使わないので、
アウトプットシャフト端面は少しスプロケより低くなるようにします。
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ボルトの下には分厚いワッシャーを入れ、
ボルトの軸力がしっかりスプロケを押さえる力になるようにします。
使ったワッシャは、ニンジャのクランクエンドのワッシャで、
外径、厚さ、剛性ともに適しています。内径はφ12に拡大します。
ロックタイトを付けて締め込みます。
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ブレーキの効きが悪いということで、パッドをメタリカにします。
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そのままでは裏板がサポートに干渉するので、
元のAP製パッドに合わせて削ります。
左から、AP製、メタリカ修正後、メタリカ修正前
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元のパッドも少し干渉していたらしく、
サポートには削れた痕が付いていました。
2POD用のパッドは形がいろいろあるので注意が必要です。
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さて本題のシート周りの建てつけ修正です。
現状はシートとテールカウルが薄いアルミ板で連結されています。
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前側の止め点は、
フレームのガセットに直接穴を開けて貫通ボルトで止まっており、
後ろはズースファスナーで固定されていました。
ノーマルのシートブラケット受けについては、右側は削除されています。
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テールレンズは埋め込みされ、一段持ち上げられています。
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高さを元に戻し、テールレンズの突き出しもノーマル程度にします。
とりあえず、必要な長さを見るためにカラーを重ねて仮付けします。
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シートの前側フックのところは、
ダンパー無しのフック裏返しにしてあり、これで前傾にしていたようです。
これも元に戻します。
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リヤフェンダーも付けてノーマル位置にシートを戻したら、
ぐっと落ち着いた印象になりました。
位置はこれで良いので、
S1と同じ三角プレートにして、
シートレールにブラケットを溶接し固定するように変更します。
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フジツボも交換して、プラスネジの皿ボルトにしましょう。
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