ドグの磨耗があったギヤを交換してもギヤ抜けが完全には治っていませんでした。
となると怪しいのはチェンジドラム、ということで、
再度チェンジドラムを取り出して確認します。
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車体をめいっぱい傾けて、オイルパンを外して下からの作業となります。
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念のため新品のチェンジドラムは用意しておきました。
シフトフォークを抜いてドラムを外します。
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既に交換したギヤは、特に問題ないようです。
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左が新品のドラム、右が取り外した物です。
中央の山の頂点が4速の位置です。
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新品はこのように、頂点にはっきりと水平面があります。
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取り外した方は水平部分のエッジが少し磨耗し、なで肩のようになっています。
この程度の磨耗でも、ギヤ抜けは起こりやすいということになります。
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シフトフォークには異常はないので、もうひとつ原因はこのドラムでしょう。
新品に交換します。
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前回は高回転でギヤ抜けすることが多かったので、一般道でのチェックはムリです。
すぐさま中央道に向かいます。
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八王子まで何度も試しましたが、ギヤ抜けは全く起きなくなりました。
これで安心して回せます。
オーナーさんが入手してから、これではじめて全開走行が楽しめるようになりました。
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全開走行できたので、S1エキセントリックのテストにもなりました。
ズレも緩みも起きていないようです。
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これで、初期のトラブルは全てつぶすことができました。
もうじき暖かくなります。思う存分走らせてやってください。
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