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Z1000R2 T.T様 ハンドルロックストッパーの改造

ハンドルロックのストッパーの移設と、サイドスタンドの仕様変更のご依頼です。
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こちらの車両のハンドルロックはステムネックに付いている仕様で、
右に切った状態でロックが掛かります。
使い勝手が悪いとのことで、
一般的なイグニッションスイッチ連動タイプに変更します。
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お持ち込みいただいたのはこちらのイグニッションスイッチです。
右側の既存のスイッチにはロックの機構がありません。
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ストッパーを溶接で追加するのでフロント周りを分解し、
ダミーのインナーチューブを通します。
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厚紙でストッパーにちょうどいい形状を割り出します。

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型紙と同じ形状で、鉄板を切り出します。

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ステムベアリングの近くなので、熱で歪まないよう少しづつ溶接していきます。
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溶接したら、仮組して確認します。
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既存のロックを削除します。
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鉄板でふさぎます。
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表面を研磨します。
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塗装して完成です。
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ステムベアリングは少しゴリ感があるので交換します。
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ノーマルでは付いていないロアベアリングのダストシールとして、
タンクキャップのパッキンを流用します。イメージ 11
ベアリングの下に嵌めるとこんな感じです。

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ステムを組み付けます。
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タンクパッキンを流用したダストシールはステムにピッタリです。
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フロント周りを復元していきます。
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イグニッションスイッチの配線は、メインハーネス側と合っていないので、
改造して適合させます。
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フロント周りの完成です。
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続いてサイドスタンドの改造です。
既存のスタンドはヨーロッパ仕様の2段階に動作するタイプです。

違和感があるとのことで、通常のシンプルタイプに変更します。
素材はPMC製の溶接用ブラケットとアメリカ仕様のノーマルスタンドです。
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既存のブラケットを削除します。
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削除したら滑らかに研磨します。
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溶接用のサイドスタンドブラケットです。
接合面積が少ないようなので、鉄板を当てて補強します。
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これで見た目にも安心です。
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フレームに当ててみるとこんな感じです。
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