タイヤ交換のため、先ずはフロントホイールを外します。
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ブレーキローターは、
ホイールベアリングがインナーローターに圧入されているS1タイプです。
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ホイールベアリングにゴリ感があるので分解点検します。
DYMAGもラージハブのフラットリムなので、S1と同等です。
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右側のベアリングにゴリ感があります。
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ベアリングを交換するので、ローターも外します。
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ローターを外した状態で、先にタイヤ交換します。
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今回のタイヤはダンロップのα-14Zです。
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ホイールの内側は使用感も無く綺麗です。バルブのゴムもひび割れ無し。
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新しいタイヤを嵌めます。
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左側のベアリングをよく見ると、穴の奥まで圧入されていないようです。
0.2ミリのシックネスゲージが入ります。
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ベアリングを奥まで圧入してみます。もうゲージは入りません。
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内側をよく見てみると、ベアリングは面より少し入るようです。
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ベアリングハウジングの深さを測ると、
ベアリング幅より大きい約15.6ミリあります。
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ベアリングは防水性もある接触シール付きに交換します。
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元の非接触シールタイプは、
防水性が無いのでオイルシールとの併用が必要なものでした。
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左側のベアリングは、今回は奥までしっかり圧入します。
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奥まで達しているか、シックネスゲージで再確認します。
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ホイールを裏返して、ディスタンスカラーをセットします。
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右側の既存のベアリングも外します。
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ディスタンスカラーとベアリングハウジングの深さの関係をチェックします。
カラーの方が長くなくてはいけないので、カラーを改造して長さを延長します。
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現在の長さは86.1ミリです。
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2.6ミリのワッシャーを足すので、カラーを2ミリほど短縮します。
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これで、カラー側が僅かに高い状態になりました。
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ベアリングの内外輪を同時に、止まるまで圧入します。
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わずかにベアリングの挿入が浅くなったので、
スナップリングはセットできなくなりました。
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ベアリングを交換したところで、ホイールバランスを調整します。
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フロントホイールを取り付けます。
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キャリパーとローターのセンターがずれており、
キャリパーが少し外側寄りのようで、内側のパッドが引きずり気味です。
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マウントに1ミリのシムを入れてキャリパーのアライメントを補正します。
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これでほぼ中央になりました。
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反対側も同様にシムで調整します。
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フロントホイール周りは終了です。