30日の筑波走行に向けて、ジェネレーターカバーをカット品に交換します。
面が出ていないようなので、定盤の上に耐水ペーパーを敷き、擦り合わせします。
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左端が少し反っているようですが、
この位まで擦り合わせておけば大丈夫でしょう。
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中身を外します。
ローターボルトはほとんどトルクが掛っていませんでした。
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ローターを外すと、
一番奥に入っているスラストワッシャーが逆向きに入っています。
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正しくは、面取りが大きい方をクランク側に向けます。
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クランクの隅Rに乗り上げないようにするためです。
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ローターボルトにはネジロックがしっかり付いていましたが、
ローターは完全に回ってしまっており、
クランクのテーパーは再起不能な状態です。
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当然、相手方のローターももう使用不可です。
Mk2系のローターボルトの規定トルクは13kg・mです。
その進化系のJ系エンジンでは16kg・mに上げられています。
ローターボルトは同じ部品番号で、テーパーも同一です。
Mk2系も16kg・mで締められるということなので、
弊社では16kg・mで締めています。
チューニングされたピックアップの良いエンジンでは、
ローターが空転しないよう万全を期したいものです。
スタータークラッチのキャップボルトもトルクが弱いです。
規定トルクは4kg・mです。
M8の標準値は2~2.5kg・m程度なので、
マニュアルを確認しないで整備すると確実に緩みます。
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以前にも緩んでボルトが折れた形跡があります。
ネジ穴の口元が前後に摩耗しています。
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とりあえずサーキット走行は可能なので、
善後策はじっくり計画しましょう。
今後、クランク交換は必須です。
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