コンプレッションを測ってからエンジン腰上を分解します。
値は8.0~9.0kg/cm2なので、冷間時としても少し低めです。
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ヘッドカバーの裏にはカムチェーンが当たった痕があります。
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テンショナーが劣化して戻ってしまうのでしょうか。
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カムホルダーボルトのトルクを確認したら、
エキゾースト側4ヵ所でトルクが抜けました。
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黄色いマークのところがトルクが掛らないところです。
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カムの当たりやカムメタルは問題なし。
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燃焼室のカーボンは通常レベルで特に異常はなさそうです。
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ピストンはノーマルで標準ボアのφ70ミリでした。
ヘッドは過去に外した形跡がありましたが、特に修正した跡はありません。
オイル漏れの修理だったのでしょうか。
4隅のシリンダースタッド穴周辺には、液体ガスケットがかなり塗られていました。
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シリンダーは段付き摩耗やスカッフもほとんどなく綺麗です。
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カムチェーンテンショナーローラーはかなり摩耗しています。
ゴム部分はカチカチに硬化しています。
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この破片がオイルパンに堆積しているはずです。
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ピストンは特に大きなスカッフも無く、#1,2,4はカーボンの堆積も少ないです。
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#3は短期間で付いたような柔らかいカーボンです。
最近のオイル下がりの影響でしょうか。
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ピストンリングはかなり摩耗してベタ当たりしています。