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Z1000Mk2 M.H様 フロントキャリパーのオーバーホール

キャリパーと干渉するローターボルトを外して短縮加工します。イメージ 1

8.5ミリカットして、スペーサーも外して組み付けます。イメージ 2

リヤホイールを取り付けます。
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キャリパーとの干渉はクリアできました。イメージ 4

リヤブレーキを操作してみると何か引っかかるような違和感があります。イメージ 5

どうやらペダルを踏みこむと、
プッシュロッド下のボルトの頭とスイングアームが干渉するようです。
リヤショックを長くして、スイングアームの垂れ角が大きくなったためのようです。
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スペーサーを少し短縮して、プッシュロッドを外側に逃がすことにしました。イメージ 7

プッシュロッド下端を2.5ミリ外側に移動して、これで干渉は無くなりました。
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マフラーのマウントインシュレーター付近もだいぶ変形しています。
マフラーを上に曲げてしまったのでしょうか。
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リヤホイールを4.5インチ幅のDYMAGに変更した関係で、
リヤスプロケのオフセットは以前より5ミリ増えて、
純正比10ミリオフセットとなりました。
フロントスプロケットのオフセットも確認しておきます。
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どうやら初めから10ミリオフセット品が付いているようで、
結果的にこのままで大丈夫となりました。
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スプロケカバーのボルトは純正より短いものがあったので、
正規の長さのボルトに変更しておきます。
短いとクランクケース側のネジ山を痛めることになるので要注意。
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続いて、フロントキャリパーをオーバーホールします。
先日の筑波走行でべーパーロックしたとのこと。
片側は引きずりも起きていたそうです。
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長期間ノーメンテで使用しているとのこと、
アルミ製のアダプターもだいぶキズが入っているので交換します。
こちら側は、外すとネジ山がかじってしまいました。
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キャリパーを分解して点検します。イメージ 15

ピストンの汚れが多い以外は、特に損傷は無い模様。
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キャリパーやその部品は水で洗浄します。イメージ 16

ピストンは洗浄したら汚れは綺麗に落ち、継続使用可能でした。
ピストンシールとアダプターのみ新品交換します。
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水で洗浄したキャリパーは、充分エアブローした上で、
温度を上げて内部まで完全に乾燥させます。
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カジッてしまったネジ山はタップで修正します。イメージ 20
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カジリは一部分だけだったので、問題無く修正できました。イメージ 22

シールとピストン、パッドを組み込んで、オーバーホールが終了しました。イメージ 23

キャリパーを車体に取り付け、正規の向きでホースを接続します。イメージ 24

キャリパーを一旦外し、
ダミーパッドを挟んでブリーザーを上にしてエア抜きします。イメージ 25

マスターのストロークが短く、エア抜きが進まないので、
レバー比調整ネジを突き出して、ストロークを増やしておきます。
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キャリパーのセンターが少しずれていたので、
スペーサーの厚さは2ミリ厚に変更しました。イメージ 27


エア抜きが終了し、リザーバーキャップを戻します。イメージ 28

これで今回の作業は終了です。
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