ウオタニが付いていたので、上死点とトリガーのマークが合っているか一応確認します。
アイドリング中にカンカンカンという異音も出ていたのですが、これが原因でしょうか。
トップアイドラーがガタガタですが、ブラケット自体もガタガタします。
バルブクリアランスは少し狭いところもありましたが、概ねOK。
カムやカムメタル、リフターも綺麗でした。
2番のプラグネジだけヘリサートで修理されていましたが、
ヘリサートがやけに奥の方にあるのが気になります。
やっぱり大変なことに。燃焼室に余計なものが。
ヘリサートの端が1巻き以上出っ張っていました。
起こしてみたらこの長さ!
折れて脱落していたらエンジンブローしていたかも。
ヘッドだけの修理で済む予定でしたが、
シリンダーも良くないことになっていたので外します。
ガイドローラーのゴムはみんな賞味期限切れ。
クランクの芯は少しズレていましたが、とりあえずシャフトは貫通できるレベル。
シリンダーのベース面確認のためガスケットを剥がします。
相当古そうなので、開けるのは初めてのよう。
剥がしきるのに3時間を要しました。
一見綺麗そうですが・・・。
シリンダーには錆びていた痕跡が4気筒ともありました。
ピストンリングもベタ当たりでもう寿命です。
ヘッドに戻って分解点検します。
バルブは距離相応の汚れと消耗です。
詳細点検のため、軽く掃除しておきます。
ステムの摩耗は極少。リフェースすれば再使用可レベル。
ヘッドも点検のために洗浄しておきます。
プラグのネジ以外は、クラックなどの異常もなくシートカットすれば良さそうです。
再度、修理の見積りをして今後の流れを検討します。
年内復帰させたいところです。
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