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Z1000J2 F.K様 エンジン腰上組み立て

このヘッド、カムホルダーボルトのネジ山はほとんどまだ生きていますが、
念のため全てヘリサートを入れるので、先ず下穴を開けます。
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エキゾースト側の1本だけは修理跡があったのですが、
中には折れ残ったボルトの破片が入っていました。
下穴は既に6.5ミリ以上あるのでヘリサートが使えません。
上の方はφ8ミリもあるので、ここだけは長いM8ボルトに替えて固定することに。
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他の15ヵ所はM6のヘリサートを入れます。イメージ 3
M8ボルトにするところは、底の方に切ったM8ネジ山に届くよう、
ピッタリの長さに削ったボルトを用意します。
M8ボルトの頭はそのままでは高すぎてヘッドカバーの内側にあたるので、
M6ボルトと同じ高さに削っておきます。イメージ 4
幸いノックピンの無いところなので助かりました。
これでトルクは十分掛ります。
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ボルトの上に粘土を置いてヘッドカバーを乗せてみます。イメージ 6
ガスケット無しでクリアランス1ミリくらいです。イメージ 7
ステムシールは耐熱性の高いバイトン製を使います。イメージ 8
これでヘッドは完成です。
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シリンダーも泥汚れが多かったので高圧洗浄しておきます。イメージ 10
腰上部品の準備ができました。
ヨシムラピストン用のピストンリングは、
ヨシムラジャパンでも見つからなかったので継続使用します。
エンジンチューンはしばらく乗ってからすることに。イメージ 11
エンジン腰上を組んでいきます。
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ピストンはφ73ミリです。
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シリンダーを挿入します。
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ガスケットとOリング類をセットします。
ヘッドガスケットは1100GP純正1ミリオーバーサイズ用φ73.5ミリです。イメージ 15
ヘッドを組み込みます。
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ノーマルカムを組みつけます。
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これでカムホルダーが浮くこともなく安心して回せますね。イメージ 18
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