バルブステムシール交換をするので、ヘッドを分解点検します。
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バルブスプリングは不等ピッチなのでノーマルのようです。
ですが、上下の向きが逆なのが6本ありました。×印がそれ。
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通常、密巻側をヘッド側にします。
動弁限界を上げるために、質量の大きな密巻側を加速度の少ないヘッド側にします。
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バルブもノーマルのようです。
シートカットしてあるようで、
つじつま合わせにステムエンドもかなり研磨されています。
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バルブガイドのガタが大きいようなので計測します。
エキゾースト側は全て限度値オーバーでした。
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バルブガイドはエキゾーストのみ銅系材のようです。
ノーマルは鋳鉄なので、磁石で識別します。
以前のオーバーホールで交換したようですが、
一般的に銅系ステムの方が消耗が早いので今回の結果となったようです。
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他の部分の消耗度合などから総合判断し、今回は継続使用することに。
現状把握ができたので、将来、程度のいいヘッドなどを準備して乗せ換える方向で。
このエンジンはオイル漏れを止めてもうしばらく働いてもらいましょう。
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新しいステムシールは赤いバイトン製を使用します。
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バルブも軽く洗浄しておきます。カーボンは脱落しそうなものを落とす程度。
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バルブを組み込みます。
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消耗の激しかったカムメタルは新品交換します。
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ヘッドガスケットはノーマル厚さのメタル製を使用します。
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ヘッドを組み付けます。
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ヨシムラカムを組み付けます。
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ヘッドカバーを組み付けて、エンジン本体の組み立て終了です。
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マフラーとキャブを復元します。
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割れていたコイルブラケットをジュラルミン製に変更します。
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コイルを取り付けます。
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あとは外装のリペイント完成待ちです。