アウトプットシャフト駆動のスピードメーターセンサー取り付けをご希望のお客様、
現状確認の上、部品の手配をしてからの再度の入庫となりました。
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前後スプロケットも摩耗限界と分かり、こちらも一緒に交換となりました。
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準備したスピードセンサーは、
ネオジム磁石18個とホールセンサーを使ったシステムになります。
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ネオジム磁石は、N極とS極の向きを交互にして埋め込みます。
1000Jのノーマルギヤ比に近ければおおよそ9回のスイッチングでOKです。
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長めの高張力ボルトと厚いワッシャを使い、高い軸力を確保します。
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準備が整ったところで作業開始です。
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フロントホイールは、インナーローターにベアリングがある構造です。
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そのためスピードセンサーがフロントホイールにはセットできません。
そこで、アウトプットシャフト駆動のスピードセンサーの出番となります。
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前回、把握していたレリーズレバーの摩耗ですが、
既存のGPZ1100純正は生産終了なので、1000J純正に戻します。
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ワイヤー受けの軸周りがかなり摩耗しています。
これはJ系によくある現象です。
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分解してみます。穴も軸もかなり摩耗が進んでいるようです。
このまま使い続けるとちぎれてクラッチが切れなくなります。
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左側が1000J純正新品のレリーズレバーです。
出るうちに早めの交換を。
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スプリングも短い流用品が付いていたので、純正新品に交換します。
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前回、オイルシールの出代を修正した部分からオイル漏れがあるようです。
オイルシールは傷んでいたようなので、3点とも交換することに。
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ミッションカバーを外してオイルシール3点を交換します。
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オイルシールを交換したらカバーを取り付けます。
チェーンラインオフセット用には、3ミリのスペーサーを使います。
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フロントスプロケットはサンスターの1000J用530サイズをチョイス。
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スプロケットとアウトプットシャフトの位置関係はこんな感じ。
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締め付け時は磁石のプレートと厚いワッシャを共締めにします。