スプロケットカバー取付ネジが全て短いボルトだったので、
純正長さのボルトに変更し、傷んでいたネジ山をタップで修正します。
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最後の1ヶ所を修正中、タップが折れ込んでしまいました。
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折れ込みタップを抜き取る専用工具を使用してもうまく抜き取れず。
クランクケースを交換することにしました。
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腰上を分解後、エンジンを下ろします。
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クランクケースも分解し、内部の部品を全て取り出します。
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クランクは、点検棒もスルッと通る上物です。
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新しいクランクケースに内部パーツを移植していきます。
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腰下が組み上がりました。
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組み上がったエンジン腰下を先に車載します。
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元の純正の0.5ミリオーバーサイズピストンとシリンダーを取り付けます。
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ヘッドは特に問題無いのでそのまま継続使用します。
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カムホルダーのネジは、未修正の部分も新たにネジ山修正が必要になりました。
1ヶ所はヘリサートごと抜けてきたので、M8ネジに変更します。
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カムホルダーネジの修正が完了したら、カムを取り付けます。
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クラッチは、切れが悪いという事前情報があったので分解点検しますが、
特に問題は無いようです。
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エンジンが組み上がりました。チェック走行に向かいます。
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途中から、1番シリンダーが失火気味になりました。
これは今回入庫前からの症状とのこと。
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ガレージに戻って点検します。
最終的に、キャブも点火系も異状無し。
スローがリッチだったのでプラグカブリとの判断。
パイロットスクリューをリセッティングし、プラグも交換します。
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再度チェック走行します。
中高回転は問題なし。
低速で1時間ほどストップアンドゴーの市街地でチェック。
正常になりました。