輸入したベース車を入手後、
新規登録に向けてオーナーさん自ら仕上げてきたとのこと。
今回は、ご自分では手に負えなかったサイドスタンドの修理などを行います。
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サイドスタンドでの傾きはそれほど酷くはないようです。
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サイドスタンドはヨーロッパ仕様特有の2段タイプです。
動きが馴染まないとのことで交換します。
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車体をジャッキで支え、右に大きく傾けます。
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サイドスタンドは根元に修理した痕跡があり、
仕上げがキレイではないのでこれも交換したい理由のひとつとのこと。
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サイドスタンドブラケットをいくつかに切断しながら、削除していきます。
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過去の修理痕は、前後に広範囲に渡ります。
手前側の溶接が剥がれてブラケットが持ち上がったのでしょうか。
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修理の溶接痕を削除すると、フレームには大きなクラックが入っています。
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裏側まで削除終了です。表側のクラックがはっきり見えてきました。
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車体を左側に傾けて、取り付け予定の脱着式サイドスタンドをあてがい、
角度と穴位置を決めます。
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フレームにボス用の穴を開けます。
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フレームパイプ内には、剥離したサビが大量に堆積しています。
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磁石で吸い付けて取り除きます。
銀色の破片は今回の穴あけで出た切粉で、焦げ茶色の物が長年堆積したサビです。
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大方取り除いたら、エアブローします。中からは大量の粉塵が出ます。
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動画で見るとこんな感じです。
IMG 8400
出てきたサビはこのぐらい。
最近の輸入車両は、このぐらい出てくるのも稀ではありません。
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ボスをジグ代わりの新しいサイドスタンドに取り付け、フレームに仮付けします。
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フレームのクラックはかなりひどく広範囲です。
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クラック周辺はサビで肉厚が無く、溶接が効きません。
ボスの上下はしっかり溶接します。
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補強のため、表から鉄板でパッチを当てます。
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裏側もクラックが入っているので、こちらにもパッチを当てます。
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裏表ともパッチを当てました。
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サイドスタンドを仮付けし、車体の角度を確認します。
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刷毛で塗装し、フレーム側の加工は完了です。