最近入手されたとのこと。
乗り始めるにあたって全体点検などのご依頼です。
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出だしがもたつくなど、キャブセッティングの問題もあるようで、
先ずは試乗してみます。
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キャブはエアスクリューを調整し出だしは改善しましたが、
全開の高回転が力付属なので、メインジェットなども調整が必要なようです。
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ストリップにして各部を点検します。
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フロントをジャッキアップしてステムベアリングを点検します。
ガタもなくスムーズなので問題無いでしょう。
フロントホイールも振れはありません。
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スロットルは1/2辺りで少々引っかかりがあります。
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キャブを外してスロットルケーブルの動きを確認しますが問題ありません。
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キャブ単体で動かすと、やはり1/2辺りで引っかかりがあります。
キャブ側に問題があるようです。
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スロットルストッパーのプレートが曲がっているので修正します。
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修正しても引っかかるので、原因は他にあるようです。
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スロットルバルブのリンケージを切り離し、スロットルを動かすとスムーズです。
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スロットルバルブだけを指でスライドさせてみると、
1番だけ引っかかりが確認できます。
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バルブを外してよく点検してみますが、目立ったキズなどは無いようです。
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スロットルボディー側も目立ったキズはありません。
ホコリの堆積があるので、エアブローします。
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エアブロー後はスムーズに動くようになったので、
何かゴミが引っかかっていたのかもしれません。
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傷んでいたネジを交換し、メインジェットは1段階変更しておきます。
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スロットルバルブの同調を取り直します。これでキャブは大丈夫でしょう。
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続いて、チェーンとスプロケットを交換するので取り外します。
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現状は630サイズなので、軽量な530サイズに変更します。
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リヤホイールを外します。
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リヤのドラムブレーキ周りは問題ありません。
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ハブダンパーとホイールベアリングも問題ありません。
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交換するので、リヤスプロケットも外しておきます。
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続いて、ジェネレーターカバーからのオイル漏れの修理です。
ジェネレーターカバーを外します。
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マグネットローターも取り外して点検します。
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クランクのテーパーも回ったキズが少しついていますが、
キーはしっかりしているので過去に付いたキズで、修理済なのでしょう。
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ガスケットを剥がす際によく見ると、メインギャラリーに何か詰まっています。
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液体ガスケットの破片のようです。
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直ぐ奥にはクランクへのオイル通路があるので、
これで通路が目詰まりしては大変です。
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ガスケット剥がしと洗浄が終了しました。
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カバー側は、グロメット周りを外して点検します。
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洗浄して点検し、特に問題無いようです。
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ジェネレーター周りを復元します。
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グロメット周りはよく脱脂して、シリコンボンドを塗布して組み付けます。
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少し舐めて潰れていたカバーのネジも、
純正形状のステンレス製に新品交換しました。