最近新規登録車両を購入後、しばらくツーリングなどで調子良く走っていたそうですが、
最近は1番気筒が失火することが多いとのこと。
今日はとうとう3気筒でやってきました。
シリンダーの中はオイルでかなり湿っています。
プラグも1番はオイルでベトベトです。
1番だけ新品プラグに変えるとあっさり始動できたので、
とりあえず現状確認に行きます。
エンジンはいたって調子いいのですが、
左のマフラーからは煙がモクモクでてきました。
右も少し出ています。
一瞬、かなりヤバイことになっているのかと思いましたが、
マフラー内に大量のオイルが残っていると判断し、
そのまま様子をみながら走行を続けると次第に煙は少なくなってきました。
予想が当たったみたいです。
オイル消費も多いとのこと、オイル下がりが進行しているようです。
他にも、走行中に油圧警告灯が点くとのこと、
かなりエンジン温が上がったところで実際に点きっぱなしになるのが確認できました。
アイドリング中にオイルランプが点いています。
ゆっくり走行しても消えませんでした。
戻ってからもう一度シリンダー内を見てみると、乾いた状態になっていました。
入庫時、1番だけ失火した状態で走ってきた性で、オイルの堆積が進んでいたようです。
いずれはバルブステムシールを交換しなければならないでしょう。
それまでは新品プラグを常備して走っていただくことに。
油圧警告灯の件は、スイッチを外して点検しても、特に異常無し。
ガレージにあった他の3つと見比べてみると、スプリングが微妙に違うことが解りました。
一番右が異常のあったエンジンのものです。
手でストロークさせると少しバネが強いようなので、他のスイッチと比べてみます。
左が異常のあった方です。
動き始めのタイミングがはっきり違います。遅いのです。
他のどのスイッチよりもバネが強いことが解りました。
これが原因と判断しましたが、油圧が実際にあるかどうかも確認しておきます。
油圧計が無かったので、少し野蛮ですがプラグを外してエンジン始動してみます。
エンジン温は56度位です。
エンジン始動後5秒ほど経ってからメンギャラに油圧が掛かります。
温間時としては正常でしょう。
その後のチェック走行では、油圧警告灯は正常に作動するようになりました。
チェック走行している中で、低速でフロントが少し蛇行するのでステムベアリングを点検しました。
かなり強くプリドードが掛かっています。
トップブリッジ周りのクランプを少し緩め、ステムベアリングのロックナットを少しづつ緩めていきます。
フロントタイヤを浮かせた時、フロント周りはこのくらいハンドルを切ったら、自重でハンドルがすっときれないといけません。
蛇行はセルフステアが効かなくなっていたためのようです。
最初はかなり切ったところでも手を離すとその角度のまま動きませんでした。
再度チェック走行したところ蛇行はほとんど無くなりましたが、
手放しで酷く左に切れるので、他にも原因がありそうです。
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