KRキャリパーを分解点検したので、傷んだところを直していきます。
ブレーキパイプは何度も脱着したので、ナットがだいぶ傷んだものがあり、交換することに。
新規にブレーキパイプを製作します。
まず、長いパイプから必要な長さを切り出します。
3本分切り出しました。
パイプの端をダブルフレア加工します。
専用の工具はこちら。
先ず、パイプを治具にセットします。
2種類のフレア治具で、2段階に加工します。
ハンドルを回すことで内部のシリンダーに油圧が発生し、プランジャーを強力に押し込んでいきます。
この際、先端部は回転せずに押し付けられるので、芯ズレせずに高確率でうまく成形できます。
ダブルフレアの完成です。
後はナットを2個通して反対側を同様に加工します。
両端のダブルフレアができたら、専用のプライヤーでパイプを人力で曲げます。
普通のベンダーより、このプライヤーの方がナットの際から曲げられるので、
張り出しを最小限に抑えられます。
両側を曲げてパイプは完成です。
最後はキャリパーに付けるだけ。
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