13段のオイルクーラーをワークスレーサーと同じ高さに垂直マウントすると、
フェンダーとのクリアランスが不十分なので、
フォークを30ミリほど延長していました。
・
そこで、オイルクーラーを10段に変更してみることに。
高さ99ミリが78ミリへと、21ミリ低くなります。
・
先ず、耳をカットします。
・
側面にそれっぽく穴を開けておきます。
・
一番気にしていたのが、13段から10段にしたことで、
オイルクーラーのボリューム感が小さくなってしまうことでした。
実際付けてみると、それほど小さすぎることもないかと。
・
マウントブラケットは、下側を21ミリ上にずらしてあります。
・
ワークス車と同じ垂直を優先するなら、
ノーマルフレームでは10段にすれば成立するようです。
ワークス車と同じく13段にするには、
首下のガセットプレートを削除してオイルクーラーを後退させれば成立します。
空冷エンジントータルで考えると、冷却効率が良いのは、
①走行風をオイルクーラーに垂直に当てる。
②ヘッドに当たる走行風を稼ぐため、
オイルクーラーなどの遮蔽物はエンジンの前に置かない。
となります。
オイルクーラーやラジエーターは、前方に導風板やダクトが無いと、
効率はかなり落ちます。
前後に完全な導風板があれば、どんな角度にもマウントできますが、
むき出しの場合は傾かせることでどんどん効率は落ちます。
後ろに十分な空間が無い場合も、
冷却風の抜けが悪くなるので効率は落ちます。
空冷エンジンの場合は、
とにかくヘッドに走行風を直接当てることが最重要です。
シリンダーは、ヘッドに比べ冷却はわずかで大丈夫です。
実際には、Z系やJ系などの空冷エンジンの場合、
極端な場合を除いてオイルクーラーはマストでは無いと思います。
とにかく、止まらずに走って走行風を当てることです。
渋滞の車列に続いていたら、オーバーヒートは避けられません。
コメント