マフラーステーとメインハーネス交換のご依頼です。
Z1000なのでプレート式のマフラーステーが本来の姿ですが、
こちらは既にZ1のステーが取り付けられています。
位置が少しズレておりノーマルマフラーが付かないそうなので、
純正位置に再現します。
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合わせて全体的なチェックもしたいとのこと。先ずは試乗してみます。
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リヤ回りからガタつく感じが伝わってきます。
リヤブレーキだけで制動するとハンドルが片方に取られます。
下りてリヤホイールを揺するとガタつきます。
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エンジンの吹け上がりなどは快調ですが、
高負荷でのクラッチ滑りなどあり慎重に診ていきます。
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リヤ周りのガタはスイングアームピボットからでした。
先ずはホイールを外します。
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ホイールベアリングは正常です。
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ハブダンパーも問題ありません。
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リヤショックの受けは幅が29ミリあり、アッパーマウントの幅からすると、
現在は中央にありますが10ミリオフセットが正解のようです。
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アッパーマウントにもガタがありましたが、
マウントピンが20.7ミリほどあるのが原因でした。
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フロントスプロケ周りはオイリーですが、チェーンオイルの飛散のようです。
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アウトプットシャフトのカラーとオイルシールが接していませんが、
ここからのオイル漏れは無さそうです。
スプロケのオフセットは実質6ミリです。
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スイングアームのガタは、ピボットのスラスト方向にあります。
スイングアームのガタ1
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スイングアームを外して点検します。
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スイングアームは、
純正ベースにモリワキ風の補強とタイヤの逃げ加工がされたものです。
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ピボットの幅を測ると、フレーム内幅より2ミリほど狭いです。
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軸受は白いナイロン製のワンオフ品のようです。
シムで幅を調整すれば良さそうです。
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マフラーステーの素材はPMC製のこちら。
長めに出来ているのでカットして使います。
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メインハーネスも当時のままなので、今回交換して信頼性を確保します。