こちらの車両は77年式KH500-A8で、車検整備のご依頼です。
レストア済車を入手してから、今回が3回目の車検だそうです。
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右ステップ辺りにオイルの飛散があるそうです。
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出どころは、右側シフトシャフトのオイルシールからのようです。
純正オプションで、右チェンジ・左ブレーキにでもきるようになっています。
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エンジン下側もかなりオイリーですね。
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他にも、サイドスタンドの傾きが酷くなってきたのでこちらも修正します。
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スタンド自体の曲がりは無いようなので、付け根のガタが傾きの原因のようです。
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スプロケットも摩耗が進んでいます。
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フロントスプロケットも点検します。
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スプロケカバーを外すと、内部もかなりオイリーです。
アウトプットシャフトのオイルシールが傷んでいるようです。
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シフトペダルの大きなガタが気になったので点検してみると、
シフトシャフトのクランプ部分にガタがあり、しっかり掴んでいない状態です。
クランプボルトは固くてこれ以上締められない状態なので分解点検してみます。
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単独では分解しにくいので、周辺のステップなども外します。
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ステップのボルトは裏側のナットでネジが舐めていたようで、
奥の部分のネジ山が削れています。
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フレーム側のネジ山は修正し、ボルトは新しくすることに。
M12×1.25の細目でネジ部が長い特殊なボルトです。
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チェンジレバーのクランプボルトもネジ山が潰れていました。
こちらもタップを立ててネジ穴を修正し、ボルトは新品交換することに。