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Z1000J1 M.T様 車両姿勢の見直し

時々スターターが回らないとのことで、スイッチを分解点検します。
抵抗値を測ると大きめなので、接点が焼けているようです。
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接点復活剤を吹いて、スイッチは正常になりました。イメージ 2

他にも、ハンドルスイッチとメインハーネスの接続が一部おかしいようで、ヘッドライトが常時点灯したりします。
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配線を修正し、ヘッドライトも正常な動作となりました。イメージ 4

ヒューズの接点も腐食気味なので、復活剤を塗布しておきます。イメージ 5

さて、走行不能になるような問題を潰していったところで、
更にハンドリングの見直しをします。
こちらが最初の状態です。
フロントフォークに長いインナーチューブが組んであり、
リヤショックもプリロードを全部抜いてあるので車両が前上がり過ぎな状態です。
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リヤショックは全長約345ミリでやや短めです。
プリロードを掛けて車高を最大まで上げます。
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このショックでは最大20ミリのプリロードが限界でした。
理想的には、もっと全長を伸ばしたいところです。
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フロントフォークは1Gサグで沈み込みがこの位。
固いバネに交換してあるそうで、プリロードを抜きたいところです。
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トップキャップのプリロード調整ネジは、この位置でネジが終わります。
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ひとメモリ分締め込んで、現状でプリロードは最低にします。
スプリングはもう少しソフトかノーマルがお勧めです。
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そこでフォークの突き出しを増やし、フロントの車高を落とします。イメージ 11

これでフロントの車高は1Gでだいたい標準状態です。イメージ 12

現状のサスで車両姿勢を補正したのがこちら。だいぶ水平になりました。
もう少し前傾にしたいところです。
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試運転に行きます。エンジン左側の異音は無くなりました。
但し、今度はカムチェーン周りと思われる異音が少し気になります。
ハンドリングは特に違和感もなく自然な感じになりました。
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メーターのダンパーも交換します。
現状はノーマルのスポンジが痩せて硬化しています。イメージ 17

メーターを外します。
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使用するラバーダンパーは、サンエイ製の大便器用パッキンです。
水道屋さんやアマゾンなどでも入手できます。品番はP420です。
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メーターからノーマルのダンパーを削り取ります。イメージ 20

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パッキンは、上下を適度に切って幅を調整します。イメージ 22

パッキンは少し小さめなので、広げながらはめます。イメージ 23

奥まではめた状態です。
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ロアカバーも内径がピッタリフィットします。イメージ 25

車体に取り付けるとこんな感じ。
ヒダが2枚になりますが、ノーマル然とした佇まいです。イメージ 26

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これで今週末のツーリングには間に合いますね。(^^)

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