消耗したリヤスプロケットを交換します。
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既存のスプロケは525サイズ。今度は530に変更します。
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ノーマルチェーンラインのホイールなので、
チェーンがタイヤサイドに干渉した痕があります。
今回チェーンラインもスペーサーで3ミリオフセットさせます。
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スペーサーを入れたところ。
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キャリアを外し、スプロケボルトを裏から押さえ、しっかりトルクを掛けます。
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ハブダンパーは特に問題無いもよう。
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スイングアームのエキセントリッククランプボルトを点検します。
片側は短く、6角穴も傷んでいるので左右とも新品交換します。
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小径ワッシャーを入れ、コッパースリップを付けて組み込みます。
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リヤのパッドは残量有り。
キャリパーサポートはフローティングではないので、
エキセントリックでのチェーン張り調整はなかなか大変ですね。
一旦、トルクロッドを外してからでないとできません。
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チェーンはノーマルより少し長い116リンクが必要と分かり、新たに手配しました。
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チェーンラインは3ミリオフセットして約91ミリです。
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本題のスピードセンサー製作の続きです。
こちらが使用するホールセンサーです。
磁石のN極S極でスイッチングできます。
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センサーの端子にリード線をハンダ付けします。
このままノーマルスピードメーターに接続すれば動作します。
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先端は細い収縮チューブで絶縁します。
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更に太い収縮チューブで3本をまとめます。
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メーターまで延長するコードを準備します。
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センサー部はエポキシボンドで固定して強度を増します。
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センサーを取り付けるとこんな感じ。
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センサーからのハーネスをスピードメーターに繋いでいきます。
途中、ハンドルスイッチのカプラーが溶けて変形しているので点検します。
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メインハーネスは新品交換済のようですが、そこから先は未交換のようです。
以前の接触抵抗で発熱したのでしょうか。残りの電装品も総点検をお勧めします。
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フロントブレーキ周りに問題があるようなので点検します。
フロントをジャッキアップすると左のブレーキホースが突っ張るので、
ホースが少し短いようです。
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フローティングピンの円周には削れた痕があります。左右、内外4ヶ所ともです。
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キャリパーボルトを外すと、3山ほどで抜けてしまいます。
キャリパーを外してみると、サポート側のネジ山がヘリサート修理されていました。
ボルトはちょっと短いようです。
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パッドの下側を良く見ると干渉した痕があります。
フローティングピンと当たっていたのはこの部分でしょう。
パッドも摩耗限界です。
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ワンオフのフローティングディスクもだいぶ消耗しているようです。
もう交換時期ですね。
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