マフラー形状変更のご依頼です。
現状はKERKER KR管をカチ上げ加工したものです。
サイレンサーの差し込みも廃止され、エキパイと溶接で一体化されています。
・
出来上がりのイメージはこんな感じです。
・
さて、外したマフラーのどこを切断して加工するか検討します。
黄色いマークの位置が切断するところ。三角ステーも作り直します。
サイレンサーは差し込み式に戻します。
・
既存のステーを根元の補強板ごと削除します。
・
差し込み用のパイプを平板を丸めて作ります。
・
徐々にローラーの間隔を狭くして何度も通します。
・
丸くなったらローラーを外して取り出します。
・
合口を溶接します。
・
サイレンサー入口に溶接します。
バンドで締める部分には割を4ヶ所入れておきます。
・
使用するバンドはKERKER純正同様Tボルトタイプを使用します。
こちらのエスコの製品は1000円以下と安価ですが実用十分です。
・
立ち上がり部分を前方に移動し、車体に沿うように配置します。
サイレンサー手前のストレート部分を延長し、
テールエンドがリヤアクスルまで来るようにします。
あとは現車合わせでカチ上げ角度を決めて、集合部直後を仮溶接します。
・
一旦外して本溶接します。今回のストレート部延長は140ミリです。
・
ブラケットを検討するため仮付けします。
今回の角度はノーマルフレームでは限界級。
・
トラススイングアームとの位置関係もちょうどいい感じ。
・
サイレンサーステーは整備性を考慮して2分割タイプにします。
この三角プレートをバックステップと共締めにして、
独立した吊り点を下に設置します。
・
現車合わせでサイレンサー側のステーを製作し仮溶接したら、
再度外して本溶接します。
・
これでマフラー脱着もしやすくなりました。
・
簡易的に塗装するのでペーパーで軽く表面を慣らします。
・
使用する塗料はこちら。黒染め用スプレーです。
KERKERっぽいガンメタに仕上がります。耐熱性もそこそあります。
・
これでAMAルックが完成です。
m
m
・
サイレンサーの張り出しも最小限に。(^^)