最近エンジン始動時に、
ジェネレーターカバー内からカツンと大きな音がすることがあるとのこと。
スタータークラッチの飛びが原因と予想し、部品交換することに。
・
前回のエンジン分解時には、まだ継続使用できると思い未交換でした。
・
現状はめったに再現しないほど軽症ではありますが、
根本治療するために分解修理します。
・
ジェネレーターカバーを外します。
・
ジェネレーターローターを外します。
・
やはりそれなりに消耗しているので、
スタータークラッチ周り一式を新品交換します。
・
先ず、スターターギヤはこんな感じです。左の新品と比較します。
・
下側が取り外したもの。ローラーによる線状の圧痕が無数にあり、
指で触るとわずかに凸凹が感じられる程度です。
・
こちらはスタータークラッチのハウジング側。
・
奥が外したもの。こちらも線状の圧痕が多数あり、
触ると凸凹がわずかに解ります。
・
こちらはローラー。右側3個が外したもの。
・
こちらは目視でのみ線上痕が解る程度。
・
新しいスタータークラッチに交換します。
・
合わせて、履歴のわからないスターターモーターも新品交換します。
・
今新品交換しておけば、一生物といったところでしょう。
・
ジェネレーターローターの締め付けは、規定値でしっかりと。
・
修理完了です。
・
追加のメニュー。タンデムステップが垂れてしまうので修正します。
・
ブラケットとステップの組み合わせが合っていないようです。
ステップ側にスペーサーを溶接して延長します。
・
これで荷重がかかっても水平を保つようになりました。
・
反対側も同様に加工します。
・
続いて、リヤウインカーのぐらつきを減らします。
現状はノーマルのラバーマウントなので、上下にグラグラ動く感じです。
これを、荷掛フックに耐えるよう、もう少し固く固定します。
・
分解して、ひし形の樹脂製スペーサーを取り出します。
・
スペーサーの長さを4ミリほど詰め、ラバーの締め代を増やします。
・
短いスペーサーをセットして組み付けます。
・
反対側も同様に。
・
これでリヤウインカーはかなり固定化できました。
ツーリングの荷物固定に便利になるでしょう。
但し、玉切れの頻度は若干早くなるかもしれないのでご注意を。