オイルパンから折れたピストンリングが出てきたZ1の修理も最終段階を迎えました。
シリンダーを組み付け、ヘッドを付けたらM6ボルトのネジ山が上がってしまいました。
しょうがないのでヘッドを外し、ヘリサートで修理します。
ヘリサートを入れたら、長いボルトで奥まで入るか確認します。
ヘッドガスケットはメタル製の1.4ミリ厚。オーナーさんのお持ち込みです。
後はマニュアル通りにビルドアップ。
腰上は完成です。
オイルパンのゴミも取り除き、
エンジンは完成したのですが、
ブレーキペダル軸のナットを止めるネジが折れていたので、ネジ山を作ってボルト止めにします。
最後に電装回りをチェックしていたら、元々のメインヒューズが接触不良で発熱し、
BOXが溶けていました。
暫定で、端子を磨いてヒューズは交換し、接点復活剤を付けて復元します。
後日、板ヒューズBOXに変更予定。
ヒューズが1本しかないZ1にはよくある症状なので、定期的に点検する箇所です。
作業が終わって、晴れて納車となりました。
あともう少しダメ出しすれば快調に走れるようになりそうです。
オーナーさん自らセッティングしたCVRとTPS付きのZ1でした。
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