Wコック加工が終わったタンクを車体に載せてみます。
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現状は、タンクのフロントはノーマル高さで、
リヤは1センチほど上がった状態です。
コックは、キャブとサイドカバーの間のこの位置になります。
左は操作性のいいピンゲルを使用。
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コックがノーマルより後方のこの位置だと、
タンクの底が一番低い場所でもあるので、
ガソリンを最後の方まで残さず使うことができます。
レースでは軽量化のためレース距離に応じて最小限しか積まないので、
TOTの決勝なら、4.5L積めば大丈夫です。
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右側のコックも同様の位置です。これはワークス車と同じです。
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ワークス車と同じ1100B2のノーマルコックは今はかなり希少で、
軽く回る程度のいいものは、もうなかなか手に入りませんね。
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S1ブリーダーはこんな感じです。
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タンクの準備ができたところで、R1カラーに塗り替えに出します。
サイドとテールはFRP製を使用します。
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テールカウルは、使用しているうちにクラックが入りやすいところがあります。
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このようにリヤエンブレム台の根元付近がよく割れます。
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今回使うFRP製のカウル類はクラック対策がされています。
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テールカウルの場合は、先ほどの部分の積層が増やされています。
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リヤショックは、
オーナーさん自ら最近入手されたワークスパフォーマンスをお持ち込みに。
これをオーバーホールして使います。
バネもレッドとブルーにパウダーコートします。
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上下ブッシュは傷んでいるので交換します。
WP純正のウレタン製は耐久性があまり良くないので、
金属製カラー入りのゴムブッシュに変更します。
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ロッドはスカッフが付いており、爪で引っかかるくらいの深さです。
こちらは再メッキして研磨仕上げになるでしょう。
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ステムはこのS1仕様に変更します。
ステムベアリングも、これに合わせて新品交換します。