エンジンオーバーホール済みで入手したものの、
最初から4速が直ぐギヤ抜けする状態だったそうです。
今回、いよいよミッション交換します。
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ちょうどいい機会なので、スプロケがボルト止めタイプの前期型から、
ナット止めになるよう後期型のアウトプットシャフトも組み込みます。
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エンジン下ろしは1時間ほど。
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腰下分解は30分ほど。ミッションを取り出します。
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分解して異常個所を特定します。
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やはり、4速ギヤにまつわるところのドグの摩耗が激しいです。
このギヤ2個は交換します。
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後期型のアウトプットシャフトはまだ新品がでるので、
前期型の方は早めに入手しておいた方がいいかもしれません。
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スプロケ裏側のカラーも、摩耗が進んでいるので新品交換します。
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交換するギヤは、後ろのドナーから取り出します。
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交換したギヤは2個だけで、他のギヤは十分継続使用に耐える状態でした。
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エンジンマウントのラバーも硬化して小さくなっていたのでユルユルでした。
こちらも全て新品交換します。
新しくすると振動が少なくなるのがわかりますね。
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ミッション交換終了です。
前回は腰上をバラしているので、
都合2回目のオーバーホールになってしまいました。
オーバーホール済み車両を入手したとしても、
今回の車両のようにやり直す事例は、決して少なくありません。
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エンジン搭載前にフレームをチェックします。
ダウンチューブのガセットには、左右ともクラックが入っています。
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高確率でここにクラックが入りますが、
この位なら一旦進行がとまるので、あまり触らなくてもいいでしょう。
酷くなるようだったら、1100Rのようにパッチをあてることになります。
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エンジンを車載します。
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搭載からエンジン始動までは1時間半ほど。
ミッション交換含めて、丸1日での作業です。
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スプロケの締結も安心のナット止めになりました。
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エンジン始動と変速を確認して、今日の作業は終了です。
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