ドナーのヘッドはこちらのFX1デモ車から調達します。
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エンジンは、去年11月のTOTに出走したまま継続使用していました。
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エキゾースト側カムホルダーのトルクが弱いので調べてみると、
ヘリサート処理しているにも関わらずネジ山が上がってきてしまいました。
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エキゾースト側ネジは全数ともトルクの立ち上がりが鈍いので、
より深い位置に再度ヘリサート処理をすることにします。
画像は、規定トルクより締めてヘリサートを引き抜いたところです。
インテーク側の方は全て異常なし。
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下穴を更に深く開けます。
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2回目の下穴彫りなので、外側のネジ穴は下に貫通してしまいます。
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ヘリサート用のタップを立てます。
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貫通した様子です。
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ヘリサートを挿入後、長いボルトに替えてトルクをかけて確認しておきます。
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貫通部分には、オイル漏れ防止のためシールをしなければなりません。
短く切ったシリコンチューブを利用してシールとします。
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ノックピンの下には短いチューブを
ノックピンの無い方には中で遊ばないように長いチューブを入れます。
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締め込む時には少し抵抗がある感じです。
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ボルト穴の隙間をピッタリ埋める感じになります。
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奥に仕込んだヘリサートの直ぐ上に、
シール用のシリコンチューブがセットされました。
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インナーシムなので、ヘッド単体のうちにバルブクリアランスを調整しておきます。
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シリンダー側にヘッドガスケットなどを準備します。
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ヘッドを乗せたらバルブタイミングを調整します。
初めに上死点を正確に拾います。
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続いてバルブタイミングを調整します。
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補器類を取り付けます。
一晩置いて、明日は始動と漏れチェックです。