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Z1000Mk2 K.Hi様 カム周りの点検修理

先日のチェック走行で、カム周りに異音を感じたので点検します。イメージ 1

トルクチェックをしながらボルトを緩めますが、
二次空気導入装置のブラインドカバーボルトは、
外側4本ともトルクが掛かりません。イメージ 2

短いボルトが使われており、ネジ山の掛かりが浅いので、
雌ネジが上がってきてしまったようです。
イメージ 3

左側の1本は、先端の数山がありません。イメージ 4


ヘッドカバーを外します。
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事前の情報の通り、カムはハイカムで、
リフターはインナーシムタイプになっています。イメージ 6

カムはヨシムラST-1です。
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カムホルダーの締め付けトルクをチェックします。
エキゾースト側の2ヶ所は、トルクが掛かりません。
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マークしたところがトルクが掛からない箇所です。イメージ 9

右側も1ヶ所トルクが掛かりません。イメージ 10

カムホルダーボルトを外してみると、
トルクが掛からない所はネジ山が上がってきてしまっています。イメージ 11

トルクが掛からない所は、全てヘリサート未処理でした。
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バルブクリアランスはかなり広いところも多数あり、調整して再測定します。イメージ 13

カムチェーンローラーなどは、
ダンパーの無いレーシングタイプに交換済みのようです。イメージ 14

ネジ山の傷んだ箇所をヘリサートで修理します。
先ずはヘリサートタップを立てます。イメージ 15

ヘリサートを挿入します。
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残りの3ヶ所にはヘリサートが入っており、
これでエキゾースト側は全ヶ所ヘリサート入りとなりました。
トルクが掛かるかチェックします。
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ヘッドカバー用のネジ穴もヘリサート加工します。先ずはタップ立て。イメージ 18

続いてヘリサート挿入。
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反対側もヘリサート加工します。
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