ＫＲキャリパーとＳ１インナーローター

木型屋さんでのひとコマです。こちらは創業100年位だそうで、間違いなく老舗ですね。

現在は3代目だそうです。

もともと、船のスクリュー（業界ではプロペラと呼びます）の木型を作っていたそうです。

直径3メートル位の物まで作れるらしく、1000トンクラスの貨物船用でしょうか。

それをほとんど手作業で作り出していくとのこと。職人技ですね。

 

さて今回は、キャリパーとインナーローターの木型を発注してきました。

木型は比較的安く作れて、少量生産に向いています。

とはいえ、100回以上は使えるので、初回ロットとしては十分でしょう。

 

型ができたら直ぐに鋳造に入ることになっているので、8月後半には試作品が完成できそうです。

そこから走行テストをして問題点を抽出し、2次試作、量産という段取りです。

早ければ、秋頃発売できるかもしれません。11月のTOTには、是非間に合わせたいですね。

 

帰りに鋳造屋さんのところにも打ち合わせに寄りました。

工場横の土手を超えると、こんな景色です。向こうに見えるのは川崎駅周辺のビル郡です。

作業員の方たちは、天気のいい日のお昼休みはこちらで過ごすのでしょうか。午後またがんばれますね。