この車両用のトラススイングアームはパウダーコートに出したので、
代わりにデモ車用のトラススイングアームを付けてあります。
これでひとまずリヤ周りは終了し、今度はフロント周りに移ります。
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ステムはザッパーに変更するので、
状態を確認しながら既存のものを外していきます。
ベアリングはボールのままで、グリスは綺麗な状態です。
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フレームを塗るときに一緒に塗ってしまったのか、
下側ベアリングのアウターレースも黒くなっていて、
ボールが転がるところだけ色がハゲていました。
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インナーレースの方はボール転動面がかなり摩耗しているのが解ります。
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交換するザッパーステムは、ハンドルロックの穴を開け、
新しいテーパーローラーベアリングを入れます。
グリスシールは、いつものタンクキャップ用パッキンを使います。
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このあとの作業でこのボルトが重宝するところがあります。
さて、どこでしょう?
右側2本は規格品で、左側2本はその頭を低く加工したものです。
使う場所はこちら。
フロントフェンダーの取り付けボルトです。
18インチの太いタイヤだとボルトが低いとスムーズにタイヤが入ります。
作業手順としても、フェンダーは仮止めしておいて、
ホイールを付けて接地してから本締めしたいので、
6角ボルトの方が整備性が良いです。
ハンドルスイッチの左側は、
FXなのでハザード付きのW800純正品を使用します。
部品番号 46091-0227 10,500円
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配線の加工は実質3本だけです。
上がFX1のメインハーネス、下がW800のハンドルスイッチ側です。
ハザードはウインカーと同じ回路になり、
ひとつのリレーを共用するようになるので、
リレーは対応した物に交換します。
右側は一般的な社外品を使用します。
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今回、グリップはノーマルの130ミリを使うので、
全幅725ミリある幅の広いハンドルを使用します。
Before
今回のカスタムは、
いつでもこの状態に戻せることが条件になっています。
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