バルブが曲がってアイドリング不調だったエンジンも、
延命措置が終了しまた復帰しました。
バルブが曲がっていた1番気筒のコンプレッションは、当初1.5キロしかありませんでしたが、
新品バルブに交換し軽く摺り合わせしてやると、結果的に10.5キロまで回復しました。
アイドリングも安定し、低速トルクがかなり復活しました。
これで初期のダメ出しもほぼ終了かと思いきや、今度は充電がおかしくなったようです。
走行はできるが、再始動でセルが回らないと言うので調べたところ、
エンジン始動後でもバッテリー電圧が12.3Vしかないのでした。
元々レギュレーターは1000J純正品に交換予定だったので、
とりあえず先に交換してしまいます。
設置場所は右側の空いたところにすることに。
後でステーを作っておきます。
電装品修理ついでに、エンジン熱で溶けていた
ストップランプインジケーターアンプのカプラーも交換しておきます。
肝心の充電不良は、ステーターコイルハーネスの短絡でジェネーレーター出力が低いと判定。
以前、ステーターコイルハーネスを交換修理したので、
修理箇所をよく見ると、接続部分の収縮チューブがオイルで膨潤して弱くなり、
中の端子がわずかにカバーに接触していました。
収縮チューブの選択が悪かったようです。
端子を切ってつなぎ直す長さもないので、シリコンチューブで絶縁することに。
回転部分とのクリアランスは十分あるので、
更にシリコンボンドで補強しておきました。
原因も修理できてエンジンを始動してみると、
ステーターコイルハーネス間の交流出力は3箇所とも10V位しかありません。
本来は50V位まで上がるはずです。
レギュレーターは実動品なので、本当の原因は他にあるようです。
ステーターコイルの抵抗値にも問題はないので、
残るはマグネットローターの磁力低下かもしれません。
中古品を探して交換してみることにします。
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