1000Jエンジン搭載のMoto Martin(モトマーチン)です。
1000Jエンジンの不調と言うことで修理のご依頼です。
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先ず気になったのがグリップのワイヤリング。
切ったままを巻きつけてありました。
これだと手に刺さるといけないので修正しておきます。
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短くカットしてL字に曲げます。
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その先端をグリップに突き刺しておきます。
ワイヤリングの切り口は不意に触ると指などに深く刺さって出血するので、
必ず曲げるなどして処理しておきましょう。
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問題1
リヤブレーキが効かないそうです。試乗したら納得。
良く見るとリンクのレイアウトが良くないようです。
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三角プレートを追加して、プルロッドの取り付け点を変更してみました。
レバー比を変えたことで、十分な効きが戻りました。
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新車時の資料を探してみると、リヤマスターのレバーの形が違います。
修理した時に同じレバーのマスターが無かったようです。
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問題2
リヤショックが硬くて動かないそうです。
跨っても1ミリも沈みません。
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サスペンション周りを点検しても、特に破損は見られません。
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スプリングシートの前にあるナット状の部分がダンパー調整でした。
最強だったのを弱くするとようやくダンパーが少し伸縮するようになりました。
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次にプリロードを少し抜いてみます。
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今37ミリのところを10ミリ縮めて見ます。
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10ミリ緩めるだけでダンパーはソフトに伸縮するようになりました。
単純に、体重の設定が違っていただけのようです。
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問題3
エンジンが失火します。
良い圧縮と良い混合は得られているようなので、点火系が怪しいです。
配線を調べていくとこのカプラーの端子が酷く腐食していました。
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ピックアップコイルからのハーネスなので、先ずは修正しておきます。
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お持ち込みになられたオイルクーラーも取り付けるので、
部品の不足がないか先に仮組みしておきます。
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フレームにクランプするステーは、小型車用のライトステーだそうです。
コアとホースは1000J用の中古品です。
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右サイド出し用のホースを左右振り分けにして使います。
長さは少し余るので、カットすればOKです。
取り出し口のアダプターがネジの規格違いだったので、
これは手配しておきます。
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