先日の筑波サーキットスポーツ走行で、オイル漏れが起きたので走行を途中で中止しました。
ガレージでよく見ると、ブローバイホースからオイルが多量に吹きでていましたが、
他には漏れている箇所はありませんでした。
そこで、ピストンの棚落ちか何かだろうと思いエンジンを分解点検しました。
2年振りに開けましたが、カムもリフターも綺麗です。
ヘッドを見ると、2番3番でカムチェーントンネル側にヘッドガスケットが吹き抜けています。
同じく、シリンダー側の様子。
ピストンは異常なさそう。一見綺麗な状態に見えます。
でもよく見ると、2番のトップランドにキズがありました。
これは2次的な症状でしょう。
シリンダーに戻してみると、キズは吹き抜けた場所と一致します。
これでオイル吹きの原因は、ヘッドガスケットの吹き抜けとわかりました。
大事には至ってないので、腰下は問題ないでしょう。
では、なぜヘッドガスケットが吹き抜けたのでしょう?
吹き抜けた部分をめっくってみると・・・
このエンジンはボア76ミリの1198ccなので、スリーブとシリンダーのOリング溝が近接しています。
ここの弱点に、ノッキングの負荷がダメージを与えてしまいました。
リビルドするときは、圧縮比と点火時期なども再度見直すことにしましょう。
今度使うヘッドガスケットは、左側のこれがよさそうです。
左から
コメティック現行品
今回の吹き抜けたガスケット
コメティック旧タイプ
ピストンはコスワース製鍛造品、キズは修正してまだまだ使います。
1200ccは低中速トルクがあって、速く加速できるので乗りやすいですよ。
修復用の部品もストックで足りそうなので、
これなら来週のツーリングに間に合いそうです。(^ ^)
エンジンガスケットなどのストックは、J系 Z系 ZRX系 とも、常時数台分はありますので、
急な対応も可能です。
もちろん、Oリングやオイルシールも揃っています。
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